今回の記事では、工作機械の加工方法の中でも特殊加工と呼ばれる加工方法についてお話し致します。
特殊加工の種類としては、放電加工、電解加工、超音波加工、電子ビーム加工、レーザー加工、付加加工(積層造形)等があります。
その中でいくつかを簡単にご紹介致します。
放電加工
放電加工とは、工作物と電極の間にパルス電圧を印加し、放電現象により発生する熱エネルギーを利用して工作物を溶かし、 形状を作る方法です。
電気を通す素材であれば何でも加工出来る便利な加工方法です。
電解加工
次に電解加工とは、工作物を陽極、鋼または銅製の型を陰極として、僅かな隙間で対向させ電解液中で電流を流して、 加工部分を陰極と同一形状に除去する加工方法です。
超硬合金など高硬度材料の加工も可能となります。
超音波加工
超音波加工とは、振動子と呼ばれる部品を使用して超音波を発生させ、従来の様々な加工方法(切削加工、研削加工、プレス加工等)に 超音波の振動を取り入れた技術です。
例えば、超音波切削加工の場合、加工工具を超音波振動させた状態で 加工対象物を切削します。
利点は精密加工が可能、硬くて脆い材料の加工が可能となることです。
電子ビーム加工
最後に電子ビーム加工とは、電子ビームを用いて物質を加熱し、溶接や穴あけなどの加工を行う方法です。
特徴としましては、加工材料の制約が殆ど無く、高速で加工が出来、加工表面の汚染が無いなどの利点があり、 厚板から薄板まで幅広い母材に対応しています。
以上抜粋してご紹介させて頂きました。
当社、関東機械加工の窓口.comでは、様々な加工方法にも対応出来るよう、 情報発信をしていきますので、引き続きご愛顧の程宜しくお願い致します。